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1日目
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「じゃあ今日からよろしくな。
中井君は数学と英語が苦手だったよな?」
中井君がこくりと頷く。
「じゃあまずは基本から説明していくか」
「はい…」
「中井君…?」
うつむいたままの中井君の顔を覗きこむと、
顔を真っ赤にして反らされた。
…んん?何故に?
椅子に座った時からの
微妙な距離感も気になるし。
うーん…
来たときから思ってたんだけど…
なんか昨日と様子が違う。
明らかに違う。
俺何やらかした?
もしかして俺がホモなのがバレた…?
まさかなー…ははは… (ちょっと不安)
昨日はあんなになつっこかったのに…
俺は何をやらかしてしまったんだ。
気まずい空気の中授業を進めていく。
「今日はここまでだな。お疲れさん」
笑顔でそう言うと、
中井君はうつむいてしまった。
うそーん。やっぱ俺何かしただろ。
「ありがとう…ございました」
そう言ってぺこりと頭を下げる。
これは昨日と一緒…。
嫌われたわけではないのか…?そう信じたい。
「じゃあまた明日」
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