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魂の番1
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-要side-
そんなこんなで緩々とソファーでのんびりした後、夕食を済ませ蓮さんより先に風呂に入っていた。
逆上せる前に上がろうと湯舟から出るために立ち上がるとグラッと視界が歪む。
とっさに壁に手をつくも濡れた手と壁ではろくに体も支えれずにツルッと滑り近くにあった洗面器や桶等をひっくり返し、その場に座り込んでしまう。
自分の力では立ち上がれず息だけが上がり体に熱が籠る。
「はぁ…はぁ…れ、蓮さん…蓮さ、ん…」
次第に視界もぼやけ発情期が来たのだと瞬時にわかった。
無意識に名前を呼んでしまう。
胸がきゅっと締め付けられ妙に寂しい感覚に陥るも本能が蓮さんを求めて体中が疼く。
バタバタと足音が聞こえてきて勢いよくドアが開く。
「大丈夫か?!凄い音が────」
「蓮さん…蓮さん…蓮さ、ん…」
この匂い…蓮さんの…
頭が焼けて溶けそう…
「発情期が始まったんだな。」
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