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誘拐3
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-要side-
初めは抵抗して腕の拘束をガシャガシャと動かしてみたり声を出してみたりしたものの疲れてその気などなくなってしまった。
どれ位移動しているかわからない。
30分ぐらいだろうか。
視覚も聴覚も塞がれているためとても長く感じる。
揺れが収まると着いたのかヘッドホンだけ外され誰かに抱き抱えられ車から降ろされた。
「何も危害は与えませんので大人しくしていてください」
そう言う男の声はとても冷静で素直にコクコクと頷く。
横抱きに持ち移動され暫く揺られていると着いたのか降ろされ膝立ちにされる。
危害は加えないと言ってもそう信じれるわけでもなく今にも殺されてしまうのではないか、ヤられてしまうのか、このまま売られてしまうのか…
様々な妄想が浮かんでは消えていく。
緊迫とした空気の中、恐ろしさのあまり猿轡の隙間から小さく息が漏れる。
「取ってあげなさい」
その一声で拘束が解かれ目隠しも外される。
周りの明るさに一瞬目が眩む。
すると目の前にはおじさんと言うにはまだ少しだけ若いくらいの優しい笑みを浮かべた男性が座っていた。
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