アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ねぇ、先生 6
-
ニコニコしている僕とは対照的に、先生はずっと無表情で僕と目を合わせ続ける。
鍵を閉めたと言ってから何も言わない先生のことを僕はさすがに心配した。
「ねぇ、先生。どうしたの?そんなに驚いちゃった?」
「なあ、秋山」
「なに?」
やっと口を開いてくれた先生を見て、嬉しくなった僕はまたニコニコと笑う。
すると、先生は僕の手から自分の手を離すと、逃げないようにする為なのか、僕の顎を片手でガッチリと掴む。
そして、余裕のある笑みを浮かべる先生。
何かすごく嫌な予感がした。
「──それに気づいてたって言ったら、秋山、お前はどうする」
え、と僕は小さく声を漏らす。先生は、驚いている僕の顎から手を離し、机に肘を掛けたまま呆然としている僕の後ろへ来る。
後ろから抱きしめられるように、先生の身体がくっついてきた。
怒られるだけかと思っていた僕には、今この状況は心臓に悪い。良い意味でも悪い意味でも、心臓に悪い。
「…なあ、秋山」
先生は僕の耳元で囁くように僕の名前を呼ぶ。先生の声が、吐息が、直接僕の耳へ来る。
その刺激に、思わず僕の身体がビクリと震え、顔が段々と熱くなっていく。
恥ずかしいを通り越して、もはや今すぐにでも逃げ出したかった。
「…っ、…な、に……」
「子どもが大人をバカにすると、…どうなるか教えてやろうか」
先生はそう言いながら、長い指を僕の口の中に入れる。突然の事に、僕の頭がついてこない。予想外のことが起こるなんて思ってもみなかった。
そんな事を考えている僕の口の中で、先生の長い指が動き出す。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
37 / 78