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29 嘔吐注意
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口に祐介のモノを咥えて舌を絡めていく。
少しずつ硬度を増していって、口内に苦味が広がる。
「ア゙ガッ!?」
いきなり喉奥まで突かれて、ガマン汁とは違う酸っぱい味がした。
無理だと口を離そうとすると、更に強く頭をおさえつけてきて離せなくされる。
思わず、祐介の太ももに爪をたてた。
酸欠に陥り、息が吸えなければ吐くこともままならない。
空気をとりこもうと口を大きく開けると、喉がしまって祐介の性器がビクビクと脈打った。
白濁が喉の奥へと注ぎこまれる。
「っっ!」
胃から逆流してくるものに抗えず、射精に弱まった手の力を振り切り口をおさえてゴボゴボと咳き込む。
辛くて、苦しくて、惨めで。
いろんな思いから、目に涙が滲む。
「ご、めんなさっ」
僕は謝る。
床を汚してしまったことに。
作ってもらった朝食を吐き出してしまったことに。
こんな醜態を晒してしまったことに。
殴られたり、怒鳴られたりするかと思ったのに祐介はそんなこと、しなかった。
僕の呼吸が整うまで、背中を摩ってくれていた。
相手を暴力によって支配する。
性的、精神的、経済的になど方法はいろいろあるけれど。
相手に恐怖を植え付けて、行為後や暴力を与えた後は優しく接する。
祐介のような人間は、こうすることで相手を縛りつけて自分から離れさせないようにする。
「辛かったね。
もう大丈夫だよ」
そう言って、僕を宥め、優しく接する祐介を見ながら父と同じだと考えた。
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