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「何か、今日の八重島さん元気ですね。
いいことありました?」
会社に出勤して仕事をしていると後輩の瀬戸に、声をかけられる。
今日の俺は、元気に見えるらしい。
「そうか?
昨日、頑張って生きてる人を見たからかな。」
へぇーと自分から聞いておいて、薄いリアクションが返ってくる。
「それって、八重島さんの大切な人とかなんですか?」
「別にそういう関係じゃないけど。
気にはなってるかな。」
そう返すと、瀬戸はへぇーと口を尖らせる。
よくわからない反応をする奴だ。
俺がこの会社に入社してから、早三年。
来る日も来る日も同じ日々の繰り返しで、何の変化もない。
そんな毎日に、飽き飽きしていたのかも知れないな。
だから、昨日あの店でいつもと違う体験ができて元気がでたのかも。
そう解釈することにした。
次に、またいつあそこに行けるだろうか。
予定をみて、一週間後くらいだとわかる。
どのくらいの頻度で通うものなのか知らないが、会いたくなったら行こうと思う。
次のときには、抱いた方がいいのだろうか。
お金をもらっているのだからと、また気を遣わせたくはない。
真冬ならば、そんな趣味など無くても抱けると思う。
彼の表情が変わるところがみてみたかった。
「やっぱり、今日の八重島さんちょっといつもと違います。」
面白くなさそうに言われて、そうか?と返事をした。
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