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4(恭弥side)
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「は?なにお前…男が好きなのか…?」
「お前、ただでさえ頭悪いのに俺のことをホモだとか言いたいわけ?くそ意味わかんねえんだけど。」
「俺は…普段の猫かぶりな俺より、今の方が好きだぞ。」
「はっ?!何言ってるかわかってる?」
「いや、勘違いしないでくれ…。友達としてだよ!!」
「あー、もう。調子狂った。てか、お前…ちゃんと授業受けろよな。単位取らないと次は留年するぞ。」
そういって、恭弥は午後の授業に向かった。
(あの優等生、腹黒いけど、意外に優しいのな。)
耀は心の中でそう呟いた。
そして、重い足で自分のクラスの教室まで向かった。
「ちわー。」
「おい、花房。遅いじゃないか。早く座りなさい。」
「ウィッス。」
(花房くんって、不良なのに女顔だよね!!)
(可愛いー。女装させたーい。)
俺は、女顔を隠すために不良っぽくしている。
黒髪を金髪に染めて、制服を着崩して。
授業は屋上でサボっている。
こうしていれば、誰にも話しかけられることなんてなかった。
ただし、ただ1人を除いては。
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