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5(耀side)
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そいつの名前は、香坂恭弥っていうらしい。
去年もクラスが一緒だった優等生。
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群。
所謂、完璧超人であった。
話しかけられるきっかけとなったのは、
入学して、しばらくたったある日に
行われた席替えだった。
その時に隣になったのは香坂だった。
その時発せられた言葉は今でも忘れない。
「お前、女みたいだな。」
それが、俺の高校デビューのきっかけとなった。
俺はらその次の週の月曜日から
黒髪を金髪に染め、長かった髪も短くした。
更には耳にピアスの穴を開けた。
綺麗に着ていた制服も着崩し、メガネもコンタクトに変えた。
授業もまともに受けなくなっていた。
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