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2人だけの遊園地(恭弥side)
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俺達は遊園地に行くことになった。
ネズミがいっぱいいる遊園地だ。
幸い、耀の弟や妹はしっかりしていて特に心配無いのだが、何より心配なのは耀の兄貴だ。
耀が居ないと生きていけないのではないかというくらいの【ブラコン】なのだ。
というより、ちょっと危ない人である。
「着いたな。思ったより混んでるんだな。」
「まあ、そりゃそうだろ。」
「なに乗りたい?」
「俺、宇宙ツアーできるヤツ乗りたい」
「わかった。行こうか。」
歩く度にたくさんの女の人が振り返ってくる。
おそらく恭弥目当てだろう。
(あの人、凄いイケメンじゃない?)
(隣も結構イケメン!!)
ヒソヒソと女の人の声が聞こえる。
すると、ギャルみたいなケバイ女の子達が話しかけてきた。
「ねえー、そこのお兄さーんたちさー、一緒にぅちらと回んなーい?」
「ゴメンね。君たちとは回る気なんてないから。」
恭弥はまだ優しい口調で断った。
だが、内心イライラしている。
「そんなこと言わないで〜。」
そう言って、ケバブ(ケバイだけのブス)は腕を回してきた。
耀と俺は、秒で腕を解いた。
「悪いけどお前らみたいなブスとは死んでも回りたくないからじゃあね。」
そう言い俺たちは、目的のアトラクションまで向かっていった。
「恭弥、さっきのは言い過ぎだよ…」
「そこまで言わないとブスが付いて来るじゃん。」
「恭弥…」
「ほら、もうすぐだぞ。行くぞ。」
恭弥は、俺に手を差し伸べてきた。
「もう…。こういうの恥ずかしいから…。」
「何言ってんだよ。俺ら友達だろ?」
「恭弥…」
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