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10(恭弥side)
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俺は、何事も無かったかのように授業を受けた。
そして、放課後になり耀がいなくなった時、俺は溜め込んだ怒りを放り出した。
普段の自分では想像がつかないほど感情的になり、
「なあ、俺のカバンにナイフ入れたやつ誰だよ!!」
そう言って机を勢いよく蹴っ飛ばした。
すると、周りにいた生徒は俺の方を見た。
犯人には、心当たりがあったので片っ端から聞いてみる。
まず、一人目はクラスのギャル女。
「やったのお前か?」
「違う…!」
次は、部活女子。
「やったの、お前か?」
「違うわ。」
最後に、古田雪音。
「やったのてめえか?」
「だから、何よ。」
「何が気に入らねえの?言えよ。」
俺は、ドスの効いた声で言う。
「あんな不良と一緒にいるのが気に入らなかったのよ!!一緒にいるべきなのはこの私なの!!」
「あのさ、お前さ、耀の何を知ってる理由?まさか、何も知らねえくせに人の悪口言ってるのかよ。」
「なによ!不良の肩持って!!」
「てか、お前みたいな奴とは付き合いたくもない。」
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