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「この馬鹿野郎!!」
パラソルの下で一人くつろぐ男を見つけ、頭をぶっ叩く。
そうすれば、顔を歪めて振り返る。
そしてその顔はすぐにニヤリと変わった。
「あれ?何でパーカー着てるんですか?泳がないの?」
「っ!てめえっ!!」
「んー?」
「いつ付けたんだよっ!?」
「先輩の身体に俺の痕が無いことなんて無いですよ?」
「はあっ!?」
それはつまりいつも付けられていたということか。
「付けられてるのにも気づかないくらい蕩けちゃってたもんね......かぁわいい......」
「......っ」
やられた。
首筋に付けるのを拒んだとき、やけに大人しく引き下がったと思ったら......まさか俺が気づかないところに付けていたなんて。
「だから言ったでしょ?先輩のためって」
「具体的に言えよ!」
「だって俺と二人きりで家にいるのは嫌だとか言うから、お仕置きです」
「この性悪っ」
「俺に口答えした先輩が悪いんですよー」
睨みつけたものの、鈴原はただ愉快そうにするだけだった。
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