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117/鈴原玲side
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「せん、ぱい?」
「......んぅ」
必死にそこを吸い続ける先輩に呆気にとられてしまう。
しばらくたって頭を離した先輩が、俺の胸に顔を隠しながら呟いた。
「他のやつと楽しそうにしてんじゃねえよ......」
その行動と言葉で、やっと先輩が怒る理由が分かる。
嫉妬。
女の子たちに声をかけられたことに妬いたということだろうか。
自分としては楽しそうにした覚えはないし、むしろ煩わしさを感じていたから、それが嫉妬の対象になるとは思っていなかった。
しかし先輩にとっては面白くなかったらしい。
......どうしよう。すごく嬉しい。
「もしかして、妬いてくれたんですか?」
緩んでいるだろう口を手で隠しながら聞くと、先輩はさらに文句を垂らす。
「ずりぃんだよ。俺にはいっぱい痕つけてお前以外考えらんねえようにしてるくせに、お前は俺以外にもあんな風に......」
「だからコレ、ですか?」
「俺だって鈴原は俺だけのもんだって印つけてえって思ったんだよ!悪いか!!」
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