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「これで二人きりですね、陽先輩」
そう言うや否や、鈴原は俺をベッドまで引っ張って行く。
肩を押されれば、俺の身体はベットに倒れ込んでしまった。
「......おい、ここ学校だろ。何考えてんだよ」
さすがに学校でコトを行うのは、常識が無いどころの話じゃない。
覆いかぶさって来る鈴原に、睨みをきかせてそう言えば、鈴原は眉間にしわを寄せる。
「はい?俺の言いつけ守らなかった人が何言ってんですか?」
言いつけ、とは、立花のことを言っているのだろう。
確かに若干距離が近かったが、あれは俺のせいじゃない。俺はただ仕事として行っただけで、必要以上の接触は本意じゃなかった。
「ただプリント渡しに行っただけだろ」
俺がそう言えば、鈴原は立花からもらったアレを見せてくる。
「ただプリント渡しに行っただけで、どうしてこんなモノ出てくるんですか?しかも、誘われてましたよね?」
「なっ!だからなんだよ!!俺はどうも思ってねえ!!」
コンドームをペチペチと顔に叩きつけてくる手を振り払うと、鈴原は冷たい顔をして髪をかき上げる。
その妖艶な仕草に、俺は不覚にもドキッとしてしまった。
「はぁ......イライラするなぁ。あいつ、先輩の身体を想像したってことですよね。......許せない」
「だ、だからって俺に当んじゃねえよ」
「先輩だって悪いんですよ?隙を見せるから、そうなるんです」
冷たい目で俺を見下ろす鈴原は、次の瞬間俺の首に噛み付いてきた。
「っ!......いてえ!お前っ、ふざけんなっ!!」
「......」
「おいっ!やめろって!」
俺が怒っても、カジカジと噛み続ける鈴原。
それは耳元に移動して、甘いけど優しくない声を発した。
「隙を見せたらどんなことされるか......その身体に教え込んでやります」
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