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ゆっくりと俺の中に入ってくる鈴原。
その圧迫感は俺がずっと求めていたもので、俺の蕾はソレを離すまいとする。
「ひゃあっ......ンンっ.......あっ......あうっ」
「陽先輩っ......やばい......」
「あんっ......んっ、あっ......ああっ」
次第に激しくなる動き。
揺れる視界に映る鈴原の表情がなんだか暗く悲しそうで、思わず手を伸ばすと、その手を掴んで握った鈴原が、俺に言う。
「......先輩っ、ごめんっ......俺、重くてっ......」
「あっ......んっ......すずっ、はらぁっ......?」
「好きなんだっ......どうしようもなく、好きなんですっ」
「......っぅん.....おれもっ、すき.....っ」
重くたっていいのに。俺だって束縛したい気持ちはわかる。
けれど、好きだと、俺がそう言っても、鈴原の表情は変わらない。
俺の好きは、鈴原の好きには及ばないのだろうか。
こんなに好きなのに。愛してるのに。なぜだか届かない。
伝わりきらない想いに、切なくなる。
それでも、伝えたい。
俺に愛を教えてくれたのは鈴原だ。なら、俺だって鈴原に教えたい。
「あっ......すずはらっ......すきっ、すきぃっ」
「っ......陽先輩っ......」
「ああんっ......あっ、ああっ.......すき、だからぁっ」
「......っ、俺だけ見てて、俺以外に触れさせないで、......俺だけ愛して」
熱烈な言葉とともに、鈴原の自身が奥へ奥へと入り込み、身体が限界へと近づいていく。
「先輩、俺を受け止めて」
なんでそんなに悲しそうに言うのか。
それは何を意味しているのか。行為の話か、気持ちの話か。それとも両方か。
腑に落ちないことがたくさんあるけど、どちらにしても、俺は受け入れるに決まってる。
俺は鈴原を愛してるから。
「あっ、いっ......いくっ.....いきたいっ」
「先輩っ、陽先輩っ、ーーーーっ」
「あっ......あっ、あああっ!」
中で鈴原の熱が広がったのを感じた瞬間、包帯が外されて、俺も溜まりに溜まったモノを吐き出す。
お預けされ続けていたソコからは、これでもかというほど出続けた。
「はぁっ......はっ......」
お互いの荒い息遣いのみが響いていて、倒れこんできた鈴原は、独り言のように呟く。
「......俺、いつか嫉妬で狂っちゃうかも......」
鈴原の重みを感じながら、俺は鈴原の背中に手を回して抱きつく。すると鈴原も俺を抱きしめ返してきて、この時間がずっと続けばいいのにと、そう思った。
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