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182/支倉高志side
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間一髪。
ドアが開いて、双子が入って来る間に、俺は岡本に布団で隠された。
「空、大地、どうした?」
上ずった声の岡本が、ドアの方へと寄って行く。
「あのねー、起きたら二人ともいないから探しに来たの」
「たかしはー?」
「へっ?あ、えっと、トイレかな」
「そっかー」
「お兄ちゃん、何で脱いでるのー?」
「あっ!えっと、着替えてたんだよっ」
「「そっかー!」」
双子の質問に、頑張って答える様子がすごく可愛い。
しかし、こんなに素直に信じる子どもなら、俺は隠れなくても良かったかもしれない。
そうしたら、岡本の匂いに包まれて、大興奮することもなかっただろうに。
「いっしょに寝よー」
「寝よー」
「そうだなー。一緒に寝るか!」
「やった!たかしもいっしょに!」
「トイレ迎えにいこー!」
「あっ。支倉は後から来るから、先寝てような」
三人が出て行ったのを確認してから、布団から出る。
「どうすればいいんだ......コレ」
治りそうにない自身を見つめ、ため息をつく俺だった。
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