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「陽さんが俺のことすごいって褒めてくれて嬉しかった。本気で惚れた」
「違う......それは違う」
こいつは何かを間違えている。
そう思って立花の言葉を否定すれば、立花は俺をまくしたてるように言う。
「なんで?俺と分かり合えるの陽さんだけっすよ。ねえ、陽さんだってそうでしょ?俺に親近感わいてたっすよね。陽さんが欲しいのは愛情。俺もそう。だから、俺たちは一緒になれば満たされるんすよ。ほら、その証拠に陽さんの身体反応してるし」
「......っ」
ついに下着まで脱がされ、全裸に靴下のみの格好で床に押さえつけられる俺。
確かに俺の自身は反応を示しているが、これはただの生理現象だ。自分で自分が嫌になるが、鈴原に開発されきった乳首を触られれば、こうなってしまうのは仕方がない。
「あっ......てぇっ、離せっ」
俺の自身を握った立花が、俺にすがるよな目で言う。
「陽さん、俺を選んで」
「っ......駄目だっ......」
こんなのおかしい。狂ってる。
俺たちは分かり合えても、前を向くことは出来ない。お互いの傷を舐め合うだけで、前には進めない。
第一、俺は鈴原以外を好きにならない。
「そんなに玲クンがいい?あんな幸せに生きてきたやつに何が分かんの?今だって陽さんのこと、ほったらかしてんでしょ?あんな無責任な男なんて捨てて、俺と一緒にっ」
「駄目だ!」
はっきりと拒絶すれば、立花は押さえつける手の力をさらに強くして、怒鳴る。
「っ!俺には陽さんしかいない!そんな俺を捨てるのかよ!?」
「俺じゃっ、お前を救えないっ」
「チッ。はあ.....いいや。それなら、無理やりにでもシてやる」
「おいっ、やめっ」
舌打ちをした立花は、カチャカチャとベルトを外し始めた。
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