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目に涙を浮かべる立花。
俺が驚愕している間に、立花のモノが入ってしまいそうになったそのとき、ドアが勢いよく開く音がした。
「陽先輩!!」
「え、鈴原......?」
向けた視線の先には、息を切らした鈴原がいた。
どういうことだ?
鍵は掛かってなかったのか?何でこの場所がわかった?
状況を理解できなくて、俺の上にまたがる立花を見ると、涙を拭った立花が鈴原に挑戦的に笑う。
「玲クン、遅かったねー」
「......っ」
その瞬間、俺の上から立花が吹き飛んだ。
鈴原が殴ったのだ。
そして俺には鈴原のカーディガンが渡される。
「先輩......遅くなってごめん」
「いってー......」
頬を押さえて顔をしかめる立花に、鈴原が詰め寄って胸ぐらを掴む。
「陽先輩に何した」
「はぁ?見ればわかるっしょ?イイコトに決まってんじゃん」
「......っ!お前っ!」
鈴原が再び立花を殴ろうと拳をあげるから、俺は慌てて止めに入る。
「もうやめろ!鈴原!」
「離して、陽先輩」
「駄目だって!」
「何が駄目?こいつは陽先輩に酷いことしたんでしょ?許せないよ」
掴んだ俺の手を振り払おうとする鈴原。
だけど、今の立花を殴らせるわけにはいかず、俺は必死に力を込める。
「立花は悪くない!!!」
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