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「は......?」
「早く出さないと、身体に悪いですよ?」
「で、でも......」
こんなの、用を足しているのを見られるのと一緒じゃねえか。
恥ずかしすぎる。
そう思い、ためらっていると、鈴原は冷たい口調で言う。
「汚いところは洗わないと駄目でしょう?」
汚い。
鈴原にとって、俺は汚れた存在になってしまったということだろうか。
汚い俺にはもう興味がないのだろうか。
どうしたら許してもらえる?
これをすれば許してもらえるのか?
俺は目に涙を浮かべながら、許してほしい一心で、腹に力を込める。
ジャーーっと、俺の尻から水が出る音が風呂中に響いた。
「うっ......ぅうっ、ごめっ、すずはらっ」
出した後の羞恥心で、俺は今にも消えたくなる。
しゃがみこんで泣きじゃくる俺に、鈴原は苦しそうな声を出した。
「なんで本当のこと言ってくれないんですか。先輩が浮気するわけないってわかってます。でも、あんなに立花をかばってその理由も教えてくれないなんて、そんなの俺だってどうすればいいのかわからない」
「ひっく......ごめ......ごめんなさっ」
「謝るくらいなら理由を教えろよ!!」
「.......っ!」
いきなり怒鳴る鈴原に俺は思いっきり肩を震わせる。
そしてつい、言ってはいけないことを言ってしまったのだ。
「も......やだっ......やめたいっ」
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