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204/岡本翔平side
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「じゃあ、俺は立花と鈴原の家行ってくるから、陽ちゃんのことお願いね」
文化祭初日は、なんの楽しみもなく終わってしまった。
陽ちゃんのことが気になってしょうがなかったからだ。
鈴原は学校を休んだようで、俺と立花で鈴原を説得しに行くことになった。
立花にそのかわりと頼んだのはこのことだ。
きっと、陽ちゃんのことだから、全部話しきれないで、誤解を与えたと思う。だから、それを立花本人から話してもらうことにした。
きっとこれでうまくいくはず。
支倉には陽ちゃんのそばにいてくれるように頼んだけど、支倉はそれが不服なようで、
「なぜお前が日比谷のところに行かないんだ?」
と聞いてくる。
なぜと言われても、答えることができない。
だって、弱った陽ちゃんにうっかり手出したらどうする?鈴原なんかやめて俺にしなよって言ったらどうする?
徐々に諦めがついてきたと思ったけど、こんなときはあからさまに欲が顔を出す。
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