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「ようちゃんだー!」
「ようちゃんだー!」
翔平の家に来れば、久しぶりに会う双子が向かい入れてくれた。
「あらっ、陽ちゃん、いらっしゃい」
奥からはおばさんも出てくる。今日は土曜日だから、早めに仕事から帰宅したようだ。
「ども。お邪魔します」
「相変わらず、かっこいいわねぇ」
「もー、母さん、陽ちゃん困ってるだろー」
「はいはい。じゃあゆっくりしていってね」
おばさんはにこやかにそう言うと、リビングに戻って行った。
「俺の部屋いこ、陽ちゃん」
「「えー!ようちゃんと遊びたいー!!」」
翔平が俺の手を引いて、階段を上り始めると、双子が抱きついてくる。
「だーめ。今日はさ、大事な話あるから」
「えー」
「でもー」
「また来るから、その時遊んでもらいな。ね?陽ちゃん」
「あ、ああ」
「むー」
「わかったー......」
渋りながらもリビングに戻る素直な空と大地。
その姿を見送ったら、俺たちは翔平の部屋に向かった。
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