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「え......しょう、へい......?」
唇が離れても、状況が飲み込めない。
そんな俺に、翔平はひとり納得したように笑う。
「な、に......?」
俺がそう尋ねると、翔平は微笑みながら言った。
「俺さ、ずっと陽ちゃんのことが好きだったんだ」
「え......?」
親友からの告白に驚く俺。
じゃあ......
「俺、今まで......」
翔平に悪いことをしてたんじゃないか。
鈴原とのことで相談にのってもらったとき、翔平はどんな気持ちで聞いてたんだろうか。
俺が何を考えてるかお見通しの翔平は頷く。
「うん。辛かった。俺の方が陽ちゃんと過ごした時間が多いのに、あっという間に持ってかれて、あー俺も行動すれば良かったーって後悔したし」
「......ごめん」
翔平の言葉に俺が謝ると、翔平は思いっきり抱きついてきた。
「ちょっ?翔平?」
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