アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
212
-
俺も翔平の身体を抱きしめ返す。
「俺も、翔平のことすっげえ大事に思ってる。ありがとな、翔平」
「陽ちゃん......」
翔平は俺に全部を教えてくれた。
それなら、俺だって鈴原に全部を言わなきゃ駄目だ。翔平はきっとそれを伝えたかったんだ。
「俺、行ってくる」
「うん。頑張って」
俺がそう言うと、翔平は笑顔で見送ってくれた。
おばさんと空と大地に挨拶をして、俺は外に出る。
走って向かうのは、俺たちが住んでるマンション。
いるかわからないけど、それでもまずは行ってみることにした。
会ったら、ちゃんと伝えよう。
俺は鈴原が大好きなんだって。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
212 / 343