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251/立花涼太side
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「涼太くんは、まだ陽くんのこと好きなの?」
「......っ。うっ、げほっ、げほっ!」
今日も終わりを迎える頃に、店の二階にある家で、一緒に紅茶を飲んでた誠さんが突然聞いてきた。
いきなりのことに驚いた俺は、ついむせてしまう。
「涼太くん、大丈夫?」
心配そうに背中をさすってくれる誠さん。
「けほっ......もう、大丈夫っす」
落ち着いてそう言えば、誠さんは安心した顔つきになった。
「......なんでそんなこと聞くんすか?」
「え、あー......まあ、いろいろかな?」
「はぁ?」
「あはは......」
俺が理由を聞けば、苦笑で答えられた。
誠さんの意図はイマイチわからないけど、別に隠すほどのことじゃない。
「......多分好きっすね。でも、あんま欲情はしないから、兄のように慕ってるだけなのかもって、最近は思うようにしてるっす。本気でもどうせ叶わないし」
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