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優しすぎる君.3
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「ん......ふっ......んん」
「先輩、大好き」
「んっ.....おれ、も.....」
あれから何分経ったのだろうか。もしかしたら、一時間を過ぎたかもしれない。
それほど長く、俺たちは唇を重ねていた。
いつもとは違う優しすぎるそのキスは、俺の不安な心を甘く溶かしてくれる。
キスをしながら、上の服だけ脱がせられて、呼びかけられる。
「先輩」
「......なに......?」
「今から先輩の身体に俺の想いを伝えるから、ちゃんと感じ取ってね」
「ふえっ!?ちょ......んっ」
鈴原の唇は、首筋を通って、肩、腕、指とくまなく吸い付いてきた。
「ん......なに......これ」
「先輩のことどれだけ好きかって伝えたい。先輩が不安になるなら何度だって伝えるから」
よくわからなくて尋ねれば、俺の指を噛んだ鈴原が答える。
それでもよくわからなかったけど、この行為はすごく満たされた気持ちになった。
「.....ふ......あっ」
「胸、気持ちいい?」
「ん......いぃ......」
「かぁわいい......。お腹もするから、膝立ちして」
「ふぁっ......んっ......」
何度も口づけを受けて、ヘソの穴までをも舐められ思わずのけ反った俺を支え、ベットに横たわらせる。
スボンと下着を脱がされ、俺は恥ずかしさに身体を丸めた。
「次、脚いくよ」
「ん......はぁ......ん」
太もも、膝、膝裏、すね、ふくらはぎ、甲。その全てに唇が落とされる。
まるで大事な物を扱うように触るから、なんだかくすぐったい気持ちになる。
「や......そんなとこっ、汚い......」
「汚くないって。綺麗だよ。先輩はすごく綺麗」
「......っ」
足の裏や指にまで口をつける鈴原に抵抗したが、すぐに否定され指をしゃぶられてしまった。
恥ずかしい。恥ずかしいのに綺麗だと言われたことが嬉しい。
鈴原がそう言ってくれたことが本当に嬉しい。
足を舐め終えた鈴原が、今度は俺のモノに手を添える。
「じゃあ、次はコレね」
「ひゃぁ......あ、ぁん.......も、はずかし.....」
先端に短いキスを繰り返される。
見ていられなくて目をそらすと、鈴原が俺に言った。
「先輩、ちゃんと見て」
「ん......や......ぁ」
「俺がどんなに先輩を想ってるか、目と耳と感覚、全部で感じ取って」
「んっ......はぁ......」
いつもはがっついている鈴原が、今日はこんなにもゆっくりじっくり俺を愛してくれる。
目で見なくても、それは充分伝わってきた。
それでもやっぱり、全てで鈴原を感じたい。
そう思い目を向けると、鈴原と目が合って、俺はあっけなくイってしまった。
「.......あ、ごめっ......」
「......」
鈴原の口内に出してしまい慌てて謝るが、鈴原は微笑んでソレを飲み、俺の手を引いた。
先ほどのように、鈴原の上に座るような体勢になり、鈴原の胸についた俺の手から振動が伝わってくる。
鈴原の心臓の音。
それは俺と同じく高鳴っていて、鈴原も俺と同じ気持ちなんだと思うことができた。
「伝わった?」
そう問われれば、俺は小さく頷いたが、すぐに目をそらしてしまう。
完全に素直になりきれない自分にまた後悔したが、そんな俺に鈴原は笑いかけて、抱きしめてきた。
「陽先輩、愛してます。先輩の良いところは俺が全部知ってるから。だから、先輩は今のままで大丈夫」
「......っ」
鈴原の言葉に、俺は涙をこぼして抱きしめ返す。
優しい言葉と温もりを全身で感じて、俺は愛されながら生きているんだと思えた。
俺にとって、それがどんなに嬉しいことか。
優しすぎる君は、俺を愛していると言う。俺と生きてくれると言う。
そんな君の温もりを感じながら、俺も一緒に歩んで生きたいと、心からそう思った。
*
リクエストありがとうございました!
病み期ってこれで良いのでしょうか!?
ご要望通りに書けているか心配です(>人<;)
こんなのでよければいくらでも書きますので、これからも色々な方にリクエストいただけると嬉しいです(o^^o)
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