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眼鏡なあいつの性癖.1
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「んっ、はせくらっ......だめっ、やだ、やだって......やだって言ってるだろーーー!!!!」
恋人と部屋で二人きり。甘い雰囲気になるのは当たり前のことだ。しかし、言うことを聞いてくれない支倉に、俺は腹パンを喰らわせた。
「ぐっ......岡本、そんなことされたら痛いだろう」
「支倉が悪いんじゃん!俺は嫌だって言ってんのにさあ!!」
何が嫌って、支倉の変態的な性癖が嫌。
俺を女のようにしたがるのが嫌。
両想いになってから何度か身体を交えてきて、だんだん本性を見せてきた支倉。
事あるごとに『このまま出したら、孕んでしまうな』とか『種付けしてるみたいだ』とか『岡本との子だもだったら可愛いに違いない』とか、男の俺に言うなんて頭おかしい。
今日なんか、俺の乳首に支倉のモノを擦り付けてきて、『母乳が出てるようだ......』って興奮しきった顔で言ってきた。
「俺は男!!子供なんか産めないし、母乳も出ないの!!女の子にはなれないの!!!」
「そんなことは承知の上だが、岡本が可愛すぎてつい口に出てしまう」
「......っ。わけわかんねー!キモい!変態!」
「しかし、岡本だって興奮したように締め付けて......ぐはっ」
余計なことを真顔で言う支倉に俺は再びパンチを喰らわせて、枕やらクッションやらを投げつけた。
「もうやだ!!ばか!あほ!」
「お、岡本?」
「帰れ!!!!」
こうして、俺、岡本翔平と支倉高志は初めて喧嘩をした。
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