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先輩の秘密.3
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「ねえ、先輩?これ付けて」
どこから取り出したのか、玲が俺の目の前にとんでもないものを出す。
俺が出ていく前に、強要されそうになったもの。
......猫耳と尻尾。
「付けるわけねえだろうが!!馬鹿!!!」
再び殴ろうとすれば、今度はぱしっと掴まれてしまった。
「二度も同じ手は食らいませんよ」
「......っ!離せ!俺はそんなの嫌だ!!」
だって、尻尾の付け根の方には、バイブのようなものが付いてる。そんな恥ずかしいの絶対嫌だ。
バタバタと暴れるが玲の力に勝てるわけもなく、玲の黒笑顔は続行中だ。
「好きなんでしょ?さっき言ってたじゃないですか」
「違う!さっきは好きじゃなくもないって言ったんだよ!!それに普通のはって意味だ!!こんな変態じみたこと、俺はぜってえ嫌だからな!!」
「先輩の可愛い姿見たいのに......」
「うっせえ!俺は可愛くねえんだよ!そんなに不満なら、猫と盛ってろ!!!」
ついそんなことを言ってしまったのが悪かった。
一瞬で笑顔を消した玲の目がギラリと光る。
「へえ......俺に本物の猫とシろって言うの?ふーん.......」
「れ、玲.......?」
「それって何?浮気すれば良いってこと?陽先輩以外とシろってことだよね」
「なっ、そんなこと......」
「ああ......でもどうしよう。俺、陽先輩じゃなきゃ勃つ自信ないなぁ」
俺にまたがっている玲が、前髪をかきあげる。威圧的な視線にゾクリと身体が反応した。
玲は尻尾をピンと張って、口端をつりあげる。目はもちろん笑っていない。
「じゃあ、陽先輩に本当の猫になってもらうしかないね」
......どうやら俺は、大変な過ちを犯してしまったようだ。
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