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勘弁してください.1
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おかしい。
これは非常におかしい。
「なー、玲。ちゅーして、ちゅー!」
只今、俺の膝には、可愛らしく唇を尖らせている、可愛い可愛い陽先輩が寝転んでいる。
「えっと、先輩?一体どうしたんですか?」
「何が?」
「いえ、あの......先輩、いつもと様子が違うから」
「むー、何それ。早くちゅーしろよー!早くー!」
俺が学校から帰ってきたら、こんな先輩が家で待っていた。
昨日の夜しつこくし過ぎて機嫌が悪かった先輩は、俺を置いて一人で帰ってしまった。
どんなお仕置きをしようかと思いめぐらせて帰ってきたら、なぜか俺が困らされている。
まあ......原因はあれしかないけど。
机の上に置いてあるチョコ。しかも、お酒入りの。
こんなベタなシュチュエーション、本当にあるなんて......。
「いや、先輩。ほんと勘弁して。そんな可愛いことされたら俺......」
「何?嫌なの?俺のこと嫌い?」
むーっと頬を膨らませる先輩が可愛すぎて、嫌どころか抱き潰したい衝動にかられる。
けど我慢。先輩が我に帰ったときに、怒られるのは俺だから。ただでさえ機嫌悪かったのに、もっと悪くなられたら困る。
「いや、嫌いとかじゃなくて......ちょっと、理性を保てる気がしなくて......」
「んーーー」
「え、ちょっ、何してっ」
俺の腰に抱きついてきた先輩。
あろうことか、俺のものに口を寄せ、スラックス越しではあるけれど、はむっと口で甘噛みしてきた。
「俺は、玲のこと好き。だいだい、だーい好き」
「......っ」
「ふふ......おっきくなった.......」
人の気も知らないでご満悦の先輩は、はむはむと俺のものにかぶりついてる。
「はむっ......っむ......ん......ちゅ」
「は、先輩......」
「きもちー?」
「なに言って......」
「いつも気持ちよくしてくれるから、お返し」
ぶちっ。
俺のに頬を擦り付けながら微笑む先輩に、俺の頭の中の何かが切れた。
「わっ、玲?」
先輩の腕を引いて横抱きにする。
最初は驚いた先輩も、すぐに嬉しそうに首に手を回してきた。
やば......もう無理。怒られても良いや。うん。
どんな先輩でも、結局何でも可愛いし。
すぐにベッドに移動して、先輩を横たわらせる。
「.......まったく。そんなに煽って、どうなっても知らないですからね」
「ふふ。良いよー」
と、先輩は微笑んだけれども、案の定......。
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