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男ごころ.4
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「はあ......疲れたー。あんなの見せられても、誰得だって感じっすよね、誠さん。......誠さん?」
みんなも後片付けをして帰ってくれたから、今は二階に上がって、二人でココアを飲みながらまったりしてた。
はずなんだけど......。
何だか、誠さんの様子がおかしい。
ココアを眺めて、考え事をしているみたいだ。
「ココアって、牛乳だね......」
「......?そうですけど、コーヒーの方が良かったっすか?」
「ううん。もう伸びないはずだから大丈夫......」
「伸び?」
そこで、はっとした。
もしかしたら誠さん、さっきの話聞いてたのかも。
声でかいって陽さん言ってたし。
「あの、もしかしてさっきの聞いてました?」
「......ごめんね」
「いや気にしないでください。てか俺が悪いっす」
「ううん。......実はね、何度かそれで振られたんだ。最近は全然気にしてなかったけど......」
最近。俺の前はあの酷い男と付き合ってたんだよな。あいつは背高かったし、そんな悩みなんかなかったのだろう。
なんか癪だな......。
「誠さん、ベッドいきましょう」
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