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男ごころ.6
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*
「あれ?涼太くん、身長伸びた?」
あれから数日。誠さんが俺の頭上を眺める。
「え、本当っすか?」
「うん。なんか視線が近くなった気がするよ」
おおーマジか。いやこの間要らないって言ったばっかだけど、やっぱ男ごころとしては身長があるに越したことはない。
「涼太くん、まだ成長期だもんね。すぐに俺なんか抜かしちゃうかも」
にこりと笑う誠さんは今日も天使。そんな誠さんを抱き寄せて、見つめ合う。
「俺、誠さんより大きくなったら、したいことあるっす!」
「何かな?」
「それは......」
耳元に口を寄せて囁けば、誠さんの耳は一気に真っ赤になった。
「もう......っ」
可愛く睨んできたかと思うと、甘いリップ音が響く。
「俺からキス出来なくなるのは寂しいから、あんまり大きくなりすぎないでね」
少し照れた様子で、はにかむ誠さん。そんな誠さんに俺の胸がドクンと高鳴る。
ああ、愛おしい。
可愛い可愛い誠さんに、まだこのままで良いやと思う、俺なのであった。
*
玲や支倉が変態の道を突き進む中、立花はしっかり常識人へと成長していってます!って話でした!
読んでくださって、ありがとうございました!
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