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「先輩好きです。付き合ってください」
深々と頭を下げた手紙の相手は、一年生だった。
その顔立ちはかなり良い。
普段の俺なら、すぐに受け入れるだろう。
だがしかし、
「嫌だ」
俺は即答する。
それを聞いた相手は勢いよく頭を上げ、目を見開き、詰め寄ってくる。
さっきまで出していた爽やかな雰囲気は皆無だった。
「なんでですか?先輩大抵の告白は受け入れるんですよね?今は彼女いないし問題ないでしょ?」
「......いてえ」
詰め寄ってきた相手に肩を掴まれ、校舎の壁に押し付けられて、俺は眉をひそめた。
逃げられないくらいすげえ力。
女には出せない力。
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