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「あれー?今日は一通もねえの?どうした陽ちゃん。食い散らかし過ぎで、もう相手いなくなっちゃったんじゃね?」
今日も俺の姿を見てすぐに寄ってきた翔平。
自分で言うなもなんだが、廊下歩いてるときの反応的には俺はいまだにモテてる。
いつもたくさんあるものがいきなりなくなるはずが無い。
昨日のあの一通といい、今日といい、なんか変だ。
その理由はきっと、
「あいつか......」
「あいつ?あいつって何?」
翔平は返事しない俺にしびれを切らしてまた俺の席に座ってくる。
その瞬間、俺は何かに手を引かれる。
いきなり支えがなくなった翔平は倒れこみそうになるが、その身体は支倉に支えられた。
「おー、あっぶねー!支倉さんきゅー!そしておはよー!」
「......まったく。気をつけろ」
呑気な翔平に呆れ顔な支倉。
そっちに支倉がいるってことは、こっちにいるのは、
「先輩、浮気はダメですよ?」
あいつ。鈴原玲。
下の階にいるはずの、見た目詐欺爽やか青年だった。
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