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「そんなことより、二日連続で俺の家泊まって大丈夫なのかよ?......親とか心配するだろ」
「え?ああ、大丈夫です。俺も一人暮らしなんで。なので、先輩の家に来放題ですよ」
鈴原はニコニコと返答してきた。
「......いや、来なくていいから」
こんなやつと毎日過ごすとか身体が持たなそうだ。
俺の言ったことをスルーして、鈴原は何かを思いついた顔をする。
「あ、先輩お腹すきません?昨日のお詫びに、なんか作るんで、台所借りていいですか?」
「そんなことしなくていい」
「でも......先輩今日は動けないでしょ?」
そう言って腰を撫でてきた鈴原に、俺はなんだか恥ずかしくなる。
「う、うるせえ!てか食材も調理器具も何もねえよ。俺、まったく料理しねえし」
「え?普段は何を食べてるんですか?コンビニ弁当とか?」
「そんな感じ。あと、カップ麺とか食べない日もある。だから、今日一日くらい何も食べなくても問題ねえよ」
「......」
黙る鈴原に、心の中で帰れを繰り返す。
なんか、鈴原といると落ち着かない。
胸のあたりが、なんかこう......ぎゅっとか、もやぁってなる......。なんだこれ。
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