アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
48
-
「心の問題だろう。日比谷は鈴原のこと気に入っているようだしな」
「は!?んなわけねえし......」
俺があいつを好きになるとかあり得ない。
まあ、ちょっとは信用してるけど......。ほら!飯うまいし!
「まあ、二週間後は期末テストだから、前みたいに勉強会でも開いてやったらどうだ?それで、いくらか機嫌も治るだろう」
「ああ......」
翔太は赤点の常連。
俺も特別頭がいいわけではないが、翔太よりははるかにましなので、中学の時からテストのたびに勉強を一緒にしている。
前回は学年トップ10にいつも入っている支倉も参加したため、俺も結構助かった。
やりてえけどな......。
家に呼ぶか......?
あれから、隣の部屋であることを開き直って、ずっと俺の家に居座る男の顔を思い出す。
鈴原がいたら、翔平は嫌だろうし。
その日だけはなんとしてでも帰ってもらうか。
てゆうか、ずっと帰っていてほしい......。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 343