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土曜日。
期末テストは約一週間後にせまってきた。
今日は翔平と支倉が家に招いて勉強会だ。
しかし、その前にしなければならないことがある。
「だーかーらー!これから、翔平と支倉が来るから自分の家に帰れって言ってんだよ!」
「嫌です。恋人が部屋に他の男を入れるのを黙って見過ごすわけにはいきません」
「はあ!?あいつらはただの友達だっつの!」
「だったら、俺がいてもいいじゃないですか」
「鈴原と翔平が仲悪そうだから言ってんだって!帰れって!」
「嫌です。それとこれは別ですから」
「だーっ!もう!」
朝からずっとこんな感じで言い合っているが、鈴原は帰ろうとしない。
もうそろそろ、あいつらが来る時間なのに!
引きずってでも追い出そうと決めた瞬間、チャイムがなった。
やば。
「鈴原。どっか隠れて、バレないように出て行け......っておい!?」
鈴原は玄関に向かっていった。
そして、ためらいもなくドアを開ける。
「いらっしゃいませ。岡本先輩、支倉先輩」
「鈴原......くん」
急いで追いかけていった先に見たものは、予想通り、翔平の不機嫌顔だった。
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