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すぐに鈴原と翔平の間に入って、翔平に詫びを入れる。
「わ、わるい、翔平。すぐに帰らせるから......」
「いいんじゃない。俺、仲良くするし。鈴原くんは、今は陽ちゃんの恋人だもんね」
「今は」の部分を強調した翔平に、鈴原は爽やかスマイルで返す。
「俺も、ぜひ仲良くしたいです。陽先輩の大事な生涯のお友達ですから」
今度は「生涯」が強調された。
なんなんだ。こいつら。
「......」
翔平の後ろにいた支倉と目が合うと、「機嫌とるために開いたのに、どうして原因の鈴原を呼んだんだ馬鹿」と言われてるような気がした。
呼んでねーんだよ......。
ここは俺の家のはずなのに、どこかへ帰りたい気持ちになった。
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