アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
78
-
それぞれが家へ帰るべく、駅へ向かう。
「じゃあ、また明日学校で」
「ああ」
「じゃーな支倉!」
一人だけ反対方向の電車に乗る支倉が、先についた電車に乗ろうとする。
すると、腕を組んで、女は男に寄りかかるように密着しているカップルが降りてきた。
「な......」
「......」
その二人を見て、支倉と翔平の動きが止まる。
知り合いか?
支倉と翔平の頭で彼氏の顔が見えなかった俺は、体を傾けてその姿を確認した。
「っ!」
黒髪で高身長で爽やかな雰囲気を放つ男は、俺が今日は必死で考えないようにしていたやつ。
「陽先輩......」
鈴原玲だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
78 / 343