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79/鈴原玲side
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五日前。
「はい......何?」
『怖い声だな。おい』
陽先輩の部屋で出た電話の相手は、お父さんだった。
お父さんと呼んでいるが、実の父親ではない。
名前は......日比谷太樹。
「......お父さん、なにか用?手短にお願いしたいんだけど」
『なんだなんだ?反抗期か?』
「いや......」
ここは陽先輩の部屋だ。
長話は避けたい。
「今、先輩といるから......」
なるべく小声で言うと、お父さんもそれを察して声のヴォリュームを下げる。
『あー......陽といるのか......』
ちらりと先輩の方を見れば、自分の乳首を見て青ざめていた。
あの様子じゃこっちの会話は聞こえていないだろう。
ていうか、何あの先輩。かわいすぎ。
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