アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
114/鈴原玲side
-
*
海での出来事から陽先輩の機嫌は悪くなり、車の中でも一切しゃべってくれなかった。
車の中は、他に人もいるし、雰囲気を悪くしないようにしてたけど......。
もう我慢の限界。
別に、機嫌を直さない先輩に怒ってるわけじゃない。むしろその逆。
俺のことで拗ねてる先輩が、たまらなく可愛い。
無視するくせに、少し離れるとチラチラこっちを見てくる姿なんて、本当にもう最高すぎる。
最高に可愛い。
可愛すぎてその場で抱きた......抱きしめたいくらいだった。
そんなに可愛いと構いたくなるのが、男ってもの。好きな子はいじめたい。キスマークだってそれの一環だった。
先輩は一人で部屋に入ろうとしたが、そんなのは許さない。これからは二人きりの時間だ。
俺がまだ外にいるのにドアを閉めようとするから、ドアをつかんでそれを阻止する。
すると、先輩は俺を思いっきり睨んできた。
「っ!てめえ!離せ!」
やっと話してくれたと思えば、なんて可愛くない言葉。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
114 / 343