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「それじゃ、目も隠しますね」
そう言って、今度は自分のネクタイを解き始める鈴原。
鈴原の手が近づいてきたかと思うと、視界が暗くなった。
「おい!外せ!」
「俺の顔見ちゃったら、いつもと一緒でしょ。今日は顔も知らない誰かに犯される恐ろしさを感じてください。間違っても、ヨがり狂って相手を喜ばせちゃ駄目ですよ」
「馬鹿じゃねえのっ.......んっ」
俺の言葉の途中で、塞がれる唇。意図的なのか、荒々しいキスは、鈴原がいつもしてくるソレとは違っていた。
「んっ.....は......ん」
感じるなと言われても、目を塞いでいるネクタイからは鈴原の匂いがして、どうしても鈴原としているのだと意識してしまう。
むしろ、視覚が使えないぶん、嗅覚や感覚が敏感になってる気がする。
鈴原以外の誰かとやってるなんて到底思えなかった。
「......ん......んん......」
「......感じちゃ駄目って言ったのに、何エロくなってんの?」
「え、ろく......なんか、なってないっ」
「なってるよ。先輩は俺じゃなくても、そうなっちゃうんだね」
「ちがっ、......っ」
鈴原は、俺が鈴原以外を想像できないことをわかっている。
だって、わざわざ自分の匂いが染み付いたネクタイを使っているのだから。
それでも、このドSは俺の口から言わせようとしているのだろう。
俺は鈴原だけでしか感じない、と。
そう言えば、今すぐ許してくれるかもしれない、優しくしてくれるかもしれない。けれど、素直じゃない俺にそれを言えるはずがなかった。
「ほら......キスしただけで下も反応してるんじゃないの」
「あっ......」
自身をスラックスの上からなぞられ、俺は声をあげてしまう。俺のモノはいくらか主張を始めていた。
それを見たであろう鈴原はため息をつく。
「まったく......自分で抑えられないなら、代わりに抑えてあげるよ」
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