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213/鈴原玲side
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今日は文化祭初日だったのに、学校を休んでしまった。
昨日あんなことがあって、立花に会った時自分を抑える自信がなかったのだ。
それなのに......
「どの面下げて来てんの?」
黒髪になった立花が家を訪ねて来た。
ここは実家だからわかるはずがないのに来れたのは、支倉先輩が一緒だったからだ。
俺の不機嫌な問いかけに、立花の表情は固まるが、支倉先輩は飄々としている。
「こいつが謝りたいそうだから連れて来た。とりあえず入れてくれないか?」
「ちっ......どーぞ」
家の外で万が一立花を殴ってしまったら近所の人に見られてしまうかも。
幸い、今日も父さんたちは仕事でいない。
そう思った俺は、しぶしぶ二人を家に入れる。
リビングまで行ったところで、立花が頭を下げた。
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