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259/立花涼太side
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あの後誠さんは家に帰って来ず、翌朝、俺が店の掃除をしている頃に帰ってきた。
「ごめんねっ。あとは俺がやっとくから、涼太くんは学校に行って」
そう言って俺から台拭きを受け取る誠さんの首には、いくつものキスマークが付いている。
「......彼氏さんとどうだったんすか?」
「へっ!?あ、えっと......」
俺がそう聞けば、顔を真っ赤にする誠さん。
「お、俺だけ愛してるって、言ってくれた」
嬉しそうにはにかむその顔に、俺はどうしようもなくなる。
あいつが最低男って教えてあげれば楽になるかもしれない。けど、幸せな顔を壊すことも出来なかった。
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