アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
眼鏡なあいつの性癖〈おまけ〉
-
*
翔平の悩み相談が終わり、誠さんは夕食を食べて行くかって誘ってくれたけど、玲を待たせているからと言って帰ることにした。
ちょうど誠さんの店と俺たちの家の中間くらいで、手を振ってこっちに寄って来る男に会った。
「お帰りなさい。陽先輩」
「ただいま。......って、いちいち迎えに来なくていいって言ってんだろ」
「だって、一人でとか心配ですし」
「俺は男だ」
「知ってます」
ニコッと笑いながらそう言う玲に、俺はため息をつく。
翔平は女のように扱われるのが嫌だって言っていたが、女以上に大切に扱われるのも困りものだった。......悪い気はしないけど。
「それで?岡本先輩は解決したんですか?」
「ああ」
「そうですか。いったいどんな内容だったんですか?」
周りに人がいないのを確認した上で、さりげなく手を握ってくる玲にドギマギしながら、今日の出来事を話していく。
家に着いた頃にちょうど話し終えると、ドアの鍵をかけた玲が俺の方に振り返る。
......もちろん、その顔は黒笑顔だ。
「なんかその話聞いたら、俺も欲しくなっちゃいました」
「は?何が?」
「子ども、ですよ」
「......!?」
「俺たちもしちゃいましょうか。子作り」
語尾にハートマークが付いているんじゃないかってくらい甘く囁いた玲が、俺のことを抱き上げる。
「離せ!はーなーせーっ!!!」
嫌な予感しかしなくて暴れまくれば、玲の楽しんでいるような声が聞こえる。
「もー、大人しくしてください」
「じゃあ、離せ!!」
「駄目ですよ。今日は、先輩が孕むまで離してあげませんから」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
287 / 343