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先輩の秘密.6
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*
「もー、機嫌直してくださいよ。陽先輩」
「ふんっ!絶対嫌だ!近寄るな変態!!」
昨日は散々な目にあった。
猫になるとかいう恥ずかしいことをやらされた上に、あんな無茶なこと.......。あれでちゃんと感じていた自分も信じられない。
本当は怒って出て行きたいところだけど、尻が痛くてそれも出来ない。
ほんと最悪だ......!
「先輩。すみませんでした。先輩が可愛くてつい.......」
「つい!?ついで、許されるわけないだろ!!」
「けど、先輩も最後はノリノリだったじゃないですか」
「うるせえ!黙れ!馬鹿!!」
玲が近寄って来て、俺は距離を取る。
その繰り返しで、ついに捕まってしまった俺はジタバタともがく。
「離せ!」
「先輩、ごめんって」
そう言って優しく抱きしめてくる玲に、少しドキッとしてしまう。
「大好き、陽先輩」
「......お前、それ言えば良いと思ってんだろ」
「違います。本当に好きだから」
「.......」
「.......先輩が、たくさんの女の子と付き合ってたの、実は妬いてたんです。過去のことだし、先輩は本気じゃないって分かってたけど、それでもやっぱり嫉妬しました」
「......」
「怖くて経験とか聞けなくて、あんな可愛い姿他の人にも見せてたのかなって......」
いや、女相手にあんな喘いだらドン引きされるだろ。
けど玲にとってはそんなこと関係ないんだろう。
「だから俺が初めてだって聞いたとき、すごく嬉しくて......暴走しちゃいました」
ごめんなさい、と額にキスを落とされ、もう怒るに怒れなくなってしまった。
「......単純なやつ」
「はい。先輩のことなら、単純なことでも悲しくなるし、喜びもします」
そう言って苦笑いをする玲に、胸が高鳴る俺もきっと単純なのだろう。
玲と一緒にいると、人に言えないような恥ずかしい秘密が増えていく。
けどそれは玲だけが知っていてくれれば良い。そう思った。
*
女の子取っ替え引っ替えだった陽がウブな秘密を書きたかったのに、ただの変態にゃんにゃんプレイになってしまいました(^_^;)
また更新した際はよろしくお願いします!
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