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修学旅行前夜.5
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「……っ。玲っ……ほんと、やだっ」
もう無理。やだ。やだ。
その一心で、玲に縋る。
「ごめっ……でも、無理……ほんと恥ずかしいからっ……」
「ふーん……良いんだ?帰ってきたら、大変だよ?俺、抑えれる自信ないし」
「……っ」
二つの葛藤。どちらを選べば良いのか。
一度カスマホを傍に置いた玲が俺の頬に触れる。優しく撫でて、唇は甘く重なった。少し離れていった瞳は、さっきまでとは裏腹に柔らかく微笑んでいる。
「ねえ、先輩。恥ずかしいことじゃないよ。先輩が俺の為にいろんな姿見せてくれるの、すっごく嬉しい」
「……っ」
「先輩、好き。大好き。少しだって離れてたくない。それくらい愛してます。だから、ね……?」
冷静な時の俺だったら、こんな詐欺まがいの言葉に騙されなかったかもしれない。けど、中途半端に与えられた快感と、意地悪と甘さのギャップと、これから何日間か会えなくなる寂しさが、俺の頭を蕩けさせてたんだ。
「ん……」
気付けば俺は、蕾に手を伸ばし、ゆっくりとその入り口を開いた。そうすれば、玲は嬉しそうに微笑んで、額にキスを落としてくれる。
「先輩、いい子。……撮っていい?」
「う、ん……」
コクリと頷けば、玲は俺の頭を撫でてから再びカメラを俺に向けた。
「ぁ……ンッ……んっ」
見られてるだけでぞくぞくする。
撮られてるだけで疼いて仕方ない。
欲しい……中に……。
垂れた先走りで蕾はすでに濡れてる。
「指……挿れて」
玲にそう言われたら、挿れるしかない。なんて言い訳で、ずっと欲しかったそこに、迷うことなく指を押し進めた。
「あっ……んぅ……ンンっ」
……きもちい。
「んぁっ……ああっ……」
……もっと、もっと。
一度快感を得たらさらに貪欲になる。もっと気持ち良いことを知ってるから、欲しくなる。
チラリと向けた目線の先に、スマホを持った玲がいて。
物にまで嫉妬を向ける自分がいることを自覚した。
「ん……れ、いっ……れいぃ」
直で見て欲しい。レンズ越しなんかじゃなくて、もっとちゃんと見て、触って、可愛がって欲しい。
「やだぁっ……さわって、玲っ……」
欲しいから。玲が欲しいから。
「おねがいぃっ……」
ぽろぽろと溢れた涙。それを掬ってくれたのは、待ち望んだ手で。
「もう……ほんと、かぁわいい」
両手でしっかりと頬を包まれる。
唇を啄ばまれ、緩く開けると温かく柔らかいものが口の中に侵入する。
「ん、んぅ……ンンっ……はぁっ、れいっ、もぅ」
解放された口が紡ぐおねだりに、玲が優しく微笑んだ。
「ほんと敵わないなぁ……」
*
次の日、腰を庇いながらの旅は相当辛いものとなり、俺は後悔と羞恥心に押し潰されることとなった。
「マジ最悪……」
***
皆さまお久しぶりです!あんです!!
お読みくださってありがとうございました!!
(*´꒳`*)
今回の番外編は、以前ツイッターにあげたものを手直ししました!
一分一秒でも長く陽と過ごしたい玲にとって、修学旅行旅行は長い……そんなお話。
これからもどうぞよろしくお願い致します
(⑉︎• •⑉︎)♡︎
*あん*
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