アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4
-
「おい。公衆の面前であまりいちゃつくな」
知らぬ間に俺たちの目の前に立っていたのは、眼鏡委員長だった。
「いちゃついてるわけねえだろうが。眼鏡変えたほうがいいんじゃねえの」
「んんーーーー!」
冷静に委員長に言葉を返すが、翔平の頭を強く握る。
それを見た支倉は、深いため息をつく。
「そういうのでも興奮する輩がいるから、注意しているんだ。本当に......あいつらは......ひど、い......」
何を思い出したのか、手で顔を覆って、辛そうな声を出す支倉。
腐女子な姉と妹を持ち、男前なこいつは、日頃からその餌食にされているらしい。
支倉高志。このクラスの委員長で、とにかく真面目な男。
高校一年生のときに翔平と同じクラスになって仲良くなったようで、今年は俺も交えて結構行動を共にしたりする。
翔平いわく、真面目なときと壊れたときのギャップが面白いらしい。
残念ながら俺はまだ見たことない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 343