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俺が着ているパジャマのシャツは左胸にだけポケットがある。
少し膨らんだポケットの中を覗き込んで晩里は顔をしかめた。
「何ですか、これは」
「あ、この前食べたやつ」
ポケットには飴とかチロルチョコの包み紙がこれでもかと詰め込んであったけど掃除機に一瞬でシュポッと吸い取られた。
丸い筒はポケットの入り口までしか入らないから細口のノズルに付け替えた晩里はポケットの中で何度も何度もグリグリと擦りつける。
晩里ぃ~。
ちょうど乳首のあるところを何度も掠めていくのだけど、晩里に目で訴えても全く気付いて貰えない。
シューッ、ボボッ。
シューッ、ボボッ。
暫くノズルを擦り続けていたが、晩里は首を傾げてスイッチを切った。
「何か小石のようなものが入っててなかなか取れないんですよね。食べかけの飴か何か入れました?」
「わかんない」
「まさか噛んだ後のガムなんか入れてないでしょうね? あれは固まったら厄介なんですから」
「多分入れてない」
そんな事よりグリグリやられた乳首が余韻で痒くてゾワゾワするのをどうにかして欲しい。
晩里はもう一度掃除機のノズルをポケットに突っ込んでスイッチを入れ直した。
シュボッ。
シューッ。シュボッ。
何度も何度もノズルを出し入れしても異物が取れないからか冷静な晩里の表情にも苛立ちが見てとれる。
その苛立ちはそのまま手の動きに反映されて、結構な力の入れようでゴリゴリしてくるから、さっきまでの痒みは治まったけど今度はジンジンと熱を持ってきた。
「おかしいですねー、取れませんね」
今まで乳首なんかで感じたことはなかったのに、これだけ擦られると腰のあたりがモゾモゾしてくる。
「晩里っ、もう、ギブっ、ギブっ」
腰だけじゃなく別のところまでモゾモゾして来そうになって、一心不乱にポケットの中を吸引する晩里の腕を叩いて掃除機のスイッチを切らせた。
これ以上やられたら何処か別の世界に連れていかれてしまう。
「何か入ってるなら手で取ればいいじゃん」
「それもそうですね」
晩里がパジャマの胸ポケットに指を突っ込んだ途端、背中を電流が走り抜けた。
「ひゃぁっ」
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