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ナイショの話 2
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ぼくが話をし終えて顔をあげてみれば、何故かローザは僕をみてニヤニヤと笑っていた。
「ろ、ローザ。どうして、笑ってるの…?」
僕は何かおかしな事を言ってしまったのだろうか。
「だってそれって、嫉妬じゃない?」
「しっと…?」
「全く、私が目を離してる隙にこんな事になってるなんて……」
僕はローザの言っている意味が分からないでいた。
しっとって、嫉妬だよね?
どうして僕が嫉妬なんてするんだろう。
今までそんな事無かったのに…
「兄さん、グレンさんの事好きになっちゃったんでしょ?恋愛的な意味で。」
「………え?」
そりゃあグレンの事は大好きだけど、
「そんな……だって、僕…男の子だよ…?」
「そんな事知ってるわよ。」
「グレンさんも…」
「それも知ってる。でも男同士とかあまり関係無いんじゃない?私の友達にもいるもの。」
「………。」
僕は混乱していた。
それでも嫉妬って言葉は僕のモヤモヤした感情にピタッと当てはまってしまった。
「どうしよう…ローザ………」
「あら大変、兄さん顔が真っ赤よ。」
ローザは冷やかす様に笑って、
「そろそろ寝ましょう。話は明日聞いてあげるから。」
そう言って1人で眠ってしまった。
「うぅ………」
僕は体が熱くてなかなか眠りにつけなかった。
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