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初めての友達 2
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「お前名前は?」
「あ…ぅ…」
「あぁ、ごめんごめん。俺はアーサーだ。アーサー・ランズウィック。」
「僕、は…エディ・バルガ…じゃなくて、エディ・ローレンス、です…」
こんな僕に気さくに話かけてくれるアーサーに、僕も名乗る。
きっと彼は悪い人じゃない。
「ふーん、エディね…。俺はここの司書やってんの。んで、毎日1人で来てるお前の事が気になってたから声かけたんだ。」
「し、司書…!?」
びっくりした。
こんな派手な見た目で司書だなんて…。
「それで、なんで泣いてたの?」
「あ…」
そうだ、僕…
アーサーが来てから忘れていたけど、思い出しまた涙が溢れてくる。
「はぁ?ちょっ、待てよ。なんで泣くんだよ!!」
慌てたアーサーが背中をなでてくれる。
「うっ…ぐすっ……」
それからアーサーは暫く僕を宥めてくれていた。
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