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来客 5
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僕の話をちゃんと最後まで聞いてくれた。
「さっき兄貴と話した時はまだ、エディの話はしていない。でもちゃんと兄貴や親父にも君の事を話さなければいけないと思っていた。
怖いかもしれないが、一緒に俺の実家へ行ってくれないか?」
グレンは真っ直ぐ俺を見る。
グレンの実家…
お兄さんのいる実家。
お父さんやお母さんはどんな人なんだろう。
グレンの事ならいっぱい知りたいし、グレンが小さい頃に過ごしていた場所をみたいとも思う。
でももし、グレンの家族に拒絶されたら?
怖かった。
「エディ…無理にとは言わない。でも俺は、必ず君を護るよ。」
力強い腕に抱きしめられる。
グレンが護ってくれる。
それだけで少し強くなれた気がして、僕は小さく頷いた。
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