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寂しい夜
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あの後アーサーとはあまり会話をする事もなくベッドに潜る僕。
アーサーのうちにはシングルのベッドが一つしかない為隣で背中を向けて目を閉じる。
アーサーが隣にいても、どんなに優しい言葉をかけてくれても僕の頭の中にはずっとグレンの事が離れない。
探さないでと言ったのは僕なのに探してくれた事が嬉しくて仕方がない。
それと同時に会えない哀しみが胸を締め付ける。
自分から家を出たくせに…
今更グレンに会いたいなんて自分勝手すぎる。
自分弱さに腹が立つ。
全ては自分の弱さが原因だ。
「強くなりたい…」
何が強いとかどうすればいいかなんて分からないけど、ただ漠然とそう思った。
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